退職編1 「現状から逃げることを想像する」
アラフォーHSPが仕事から逃げて無職になった話について、自校式給食の小学校の栄養士を辞めた話をお伝えしています。
今回からは実際に仕事から逃げて、退職した経緯の話です。
なお、HSPの特性に関する記述は、私がHSPを知るきっかけとなった書籍【「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本 著:武田友紀 飛鳥新社】を参考にさせていただいております。
正直、私は逃げ方がめちゃくちゃ下手でした。周りに迷惑をたくさんかけたし、自分自身も損をしました。もし、どうしても仕事が続けられず、休職や転職を考えている方がいらしたら、出来る限りの準備をしてからをおすすめします。しかし、自分の命が一番です。どうしようもないときは自分の命を守る行動をしてほしいです。
身体的に影響が出始めた
仕事内容、職場環境、人間関係にやられ、体調に以下のような変化が出てきました。
・不眠
・食欲不振
・頭痛
・めまい
・難聴
・急に涙が出る
・生理不順
そこで、今の自分にとって、何が心の負担で、何がなければ元気になるのだろうと考えました。仕事を減らす?執務場所を移動する?転勤させてもらう?…
いろいろ考えましたが、私が下した判断は、「栄養士」自体を離れたい。という事でした。福祉施設、病院、学校、それぞれで楽しいことや勉強になることもたくさんありましたが、今の自分の性格(HSP、認知の偏り、思考の癖)では、環境を変えてもまた同じことの繰り返しになると思ったのです。
退職し、資格やキャリアに関係なく、何の強みも取り柄もない状態で生活することを想像してみると、まずは大きな不安を感じました。しかし、なんだか自由で、わくわくした気持ちも感じました。
そして現実に戻ると、どんよりとした気分で、何をするのもおっくうになる、という気持ちの変化がありました。
それならば、年度の途中ではありましたが、こんなどんより気分で残り数か月を過ごすよりは思い切ろう!と思い、退職願を書き、管理職に面談を申し込みました。
自分自身の本音に問いかけてみる
HSP気質の人は、良心的で頑張り屋。周りへの配慮も欠かさないので、自分が思っている以上に頑張りすぎてしまいます。
「この状況でこれからも続けていける?」と自分に問いかけてみて、「無理!」と思ったら逃げることも必要です。 私は、「続けていける?」という問いに「無理!」という答えが返ってきて、「逃げてみるとどう?」という問いに「自由でわくわくする」という答えが返ってきました。そこで、転職先も何も決まってない状況でしたけど、逃げることを選択しました。