退職編5. 病休中の話①
アラフォーHSPが仕事から逃げて無職になった話について、小学校の栄養士を辞めた話をお伝えしています。
今回は退職編その5、病休中の日常や過ごし方について、私の体験談です。
長くなったので、①と②に分けて投稿します。
なお、HSPの特性に関する記述は、私がHSPを知るきっかけとなった書籍【「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本 著:武田友紀 飛鳥新社】を参考にさせていただいております。
正直、私は逃げ方がめちゃくちゃ下手でした。周りに迷惑をたくさんかけたし、自分自身も損をしました。もし、どうしても仕事が続けられず、休職や転職を考えている方がいらしたら、出来る限りの準備をしてからをおすすめします。しかし、自分の命が一番です。どうしようもないときは自分の命を守る行動をしてほしいです。
いざ、病休へ
ばたばたと最低限の引継ぎをし、病休に入りました。
病休に入ってからは、「職場に行かなくていい安心感」と「迷惑をかけている罪悪感」が、かわるがわるおそってきます。これは時間が解決してくれるのを待つ必要がありました。
そんな中で、私なりに元気な自分を取り戻すために病休中に行ったことをお伝えします。
1)まずは体と心を休める
まずは、弱っている体と心を「ちゃんと休める」ことだけを考えました。
私の場合は、起きていると罪悪感や不安感が襲ってくるので、寝ていることが多かったです。大事なのは「寝る」ことに罪悪感を持たないこと。治療だと割り切って寝ていました。
起きているときは、テレビやネットはあまり見ず、本を読んでいました。テレビやネットを見ると、ふとした瞬間に自分がネガティブになる情報をキャッチしてしまうことがあるためです。実家に帰ることも考えましたが、親といえども他者がいると気疲れしてしまうので、賃貸の家に引きこもっていました。
人によって、「休み方」はいろいろあると思います。体を動かすほうが休まる人、人と話すほうが休まる人…。休み方はその時の自分の本音に従うことが一番です。
2)自分の気持ちに向き合う
少し元気になってきたら、自分の気持ちに向き合う時間を持つようにしました。
いろんな思考が交錯している状態のときは、「書き出す」ことが有効だと思います。(このブログを始めたのも、自分の気持ちを整理し、未来につなげるためです。)
自分は、【書く瞑想 著:古川武士 ダイヤモンド社】を読んで、「書く瞑想(デイリージャーナリング)」を始めました。
自分の気分を上げたもの・下げたものを書き出し、それぞれに感情に焦点を当てながら内省するというものです。書く瞑想を始める前は、適当にその日の出来事をノートにメモしていただけだったのですが、出来事を上げ・下げで分け、それぞれの感情を調べていくことで、自分がどんな感情に捉われやすいのかが見えてきます。うつ病の人だけでなく、忙しくて時間に追われている人、仕事の効率を上げたい人などにもおすすめの方法です。
3)自分の気持ちの変化に気づく
思考が生理出来てきたら、病休前、病休直後、数週間後、で気持ちに変化が出てきたことに気づきました。
私の場合は、
病休前…とにかく逃げたい
病休直後…仕事のことが気になる
数週間後…なにか新しいことがしたい
というふうに変化していきました。
しかし気分のムラはあり、数週間たっても仕事のことで罪悪感や後悔の感情を強く感じる日もありました。