アラフォーHSPが仕事(学校の栄養士)から逃げて無職になった話について。

新たな仕事としてリラクゼーションの世界に飛び込んでみたときの話です。

なお、HSPの特性に関する記述は、私がHSPを知るきっかけとなった書籍【「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本 著:武田友紀 飛鳥新社】を参考にさせていただいております。

無職からの脱却

応募から面接、適性検査まで、すべてオンラインというアラフォーには少ししんどいエントリーを経て、社内研修を終えました。

そして、思い立ってから数か月の期間を経て、リラクゼーション(もみほぐし)のお店で働くことになりました。

実際にお客様に施術を提供することは、緊張するし、店舗の先輩方にご迷惑おかけすることもあります。

しかし、やりがいの方が大きく感じる日々です。

かつて、仕事で悩んで、うつ状態だった私を癒してくれたセラピストさんのように、私自身がお客様の体や心の負担を軽くしてあげたい、という思いが日々の原動力となっています。

HSPを知ったことで

HSPという自分の特性を知ったことで、思考に変化が出たことがいくつかあります。

①不安に対する考え方

今までは不安が不安を呼び、考えすぎてしまうことが多かったのですが、「分からないことがあって当たり前、不安を軽減するには何ができる?」と少し楽観的に考えられるようになりました。

②失敗に対する考え方

今までは失敗すると、「自分はダメ人間だ」と白黒思考に陥っていたのですが、「同じ失敗をしないように気を付けよう、そのためには何ができるか」と前向きに考えられるようになりました。

③緊張に対する考え方

「完璧にしないと」という思いから、緊張して精神的に疲弊してしまうことが多かったのですが、「小手先でうまくしようとせず、目の前の相手や課題と向き合おう」という気持ちを持つことで、緊張して失敗することが減ったと思います。

納得と誠実

HSPは仕事をするうえで、「自分が納得することと相手に誠実であること」を大切にします。

この仕事をするうえで、私は「手を用いて目の前のお客様の体と心を癒すことができる」と信じています。そのためには、「お客様の疲れの原因は何か、どうしたら軽減できるか」を考えます。

まだまだ未熟なので、お客様のお悩みを100%取り除くことはできません。しかし、少しでも心と身体が軽くなって、明日からの生活が楽になるように、思いを込めて施術することを心がけています。

結論、現時点ではこの働き方はHSPの自分に合っていたと思います。

まだ収入は不安定で、公務員時代の貯金を切り崩しながらの生活で、不安もあります。

しかし、朝起きるのが憂鬱だったり、職場に付くと動悸や頭痛がする、帰宅後ぐったりして何もやる気にならない、という事はもうありません。

HSPという自分の特性を大切にしながら働くことができていると思っています。

投稿者

maru

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