アラフォーHSPが仕事から逃げて無職になった話について、小学校の栄養士を辞めた話をお伝えしています。
今回は退職編その6、仕事から逃げる決断をした話、私の体験談です。
なお、HSPの特性に関する記述は、私がHSPを知るきっかけとなった書籍【「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本 著:武田友紀 飛鳥新社】を参考にさせていただいております。
正直、私は逃げ方がめちゃくちゃ下手でした。周りに迷惑をたくさんかけたし、自分自身も損をしました。もし、どうしても仕事が続けられず、休職や転職を考えている方がいらしたら、出来る限りの準備をしてからをおすすめします。しかし、自分の命が一番です。どうしようもないときは自分の命を守る行動をしてほしいです。
タイムリミットをむかえて
病休中に決めた、考えるタイムリミットをむかえたとき、私の気持ちは「この仕事から逃げる」というものでした。
罪悪感や不安感よりも、逃げたい気持ちが勝っていました。
そこで私は、病休の期限より前に退職をする決断をしました。決めたからには早く動きたかったのです。
退職の流れ
手続きの流れは、以下の通りでした。
1)上司に連絡し、面談のアポを取る
病休中に職場に連絡するのはすごく勇気がいりましたが、面談をしないと先に進めないので、緊張しながら電話しました。
2)復職できる見込みがなく、退職したい旨と時期を伝える
ここでも引き留めに合いました。でも休む時間を延ばしても考えは変わらない自覚があったので、頼み込んで退職を願い出ました。
3)退職願を提出する
自分でも書いていましたが、独自のフォーマットがあったため、その場でそのフォーマットに沿って書き直しました。印鑑を持っておいてよかったです。
4)保険や年金の手続きを事務課と行う
手続きに必要な書類が取り寄せになるため、2~3日後に再度来てほしいと言われました。その翌日、事務課の方から書類が届いたとの連絡があり、日程を調整して再度訪問し、手続きを行いました。
手続きを終えて
いろいろな手続きが終わり、一番に感じたことは「ほっとした」でした。
引き留められて罪悪感が生まれたり、保険の自己負担額を見て不安になったりもしましたが、それらを覚悟のうえで退職を望んだのです。後悔しないよう苦しみ、悩み、考えて出した決断でした。
自分軸で考える
HSPさんが自分らしく生きるには自分の本音を大切にすることです。気づく力が強くて、気づいたら半自動的に対応してしまうHSPさんには、自分の本音に従うことは難しいことです。
私も、周囲への迷惑、逃げることへの罪悪感、将来の不安…いろいろなことを考え悩みました。最終的には、「周りの声や評価を排除したとき、自分はどうしたいか」の答えに従い、退職という決断をしました。
自分の本音を大切にすることは、日々の小さなことから実践することで、自分軸が太くなっていきます。
私はいきなり「退職」という大きな決断をし、大きな迷惑を掛けました。
HSPかも?ということを自覚したいま、同じ過ちを犯さないためにも、日々の生活で自分軸を持ち、自分らしくいられる環境を自分で引き寄せて生きていきたいと強く思っています。