アラフォーHSPが仕事から逃げて無職になった話について、小学校の栄養士を辞めた話をお伝えしています。
今回は退職編その7、退職時の注意点、私の体験談です。
なお、HSPの特性に関する記述は、私がHSPを知るきっかけとなった書籍【「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本 著:武田友紀 飛鳥新社】を参考にさせていただいております。
正直、私は逃げ方がめちゃくちゃ下手でした。周りに迷惑をたくさんかけたし、自分自身も損をしました。もし、どうしても仕事が続けられず、休職や転職を考えている方がいらしたら、出来る限りの準備をしてからをおすすめします。しかし、自分の命が一番です。どうしようもないときは自分の命を守る行動をしてほしいです。
公務員の退職
今回は公務員として働いていた職場を退職したので、民間の会社を辞めた時と異なることがありました。
病休を経て、退職を認めてもらうことができました。退職にあたっては、周りに迷惑をたくさんかけたし、自分自身も損をしました。その中での反省点や注意点をまとめました。
1)貸与されているものの整理と私物の片づけ
病休取得が決まったタイミングで、一旦デスクやロッカー、PCフォルダ等の整理をしておくと、退職することになってから再度片付けに行かなくていいので気持ちが楽だと思います。
PCのアカウントやパスワード等も、一覧にしてデスクの引き出しに入れておきました。
2)年次有給休暇について
病休取得後復職しない場合は、年休が残っていても使えないという事でした。
病休を年休に切り替えて転職活動をする、ということができなかったので、完全無職の期間ができてしまいました。年休がたくさん余っている方は要注意です。
3)雇用保険について
公務員は一部を除いて雇用保険の対象外なので、失業保険や、ハローワークを介した就職活動・職業訓練は受けられません。就職活動を行うには、民間の転職サイトやエージェントに登録しておくとよいと思います。
4)保険について
保険や年金の事務手続きの際は、通帳、マイナンバー、基礎年金番号がわかるもの、印鑑を持参すると手続きがスムーズです。
健康保険は任意継続、国保への加入、家族の扶養に入る、から選ぶことになります。どちらが得か考えて選ぶといいです。
私は任意継続にしたのですが、掛金は毎月の給与を基に事務課から大まかな金額を教えてもらいました。手続きは、その場で書類を書き、銀行で口座振替の申請書をもらい、再度職場に提出、という流れでした。
国保は自治体によっては年収を基にWEB上でシミュレーションできます。国保に加入する場合は、社会保険の資格喪失届や退職日がわかる証明書が必要ですので、事務手続きの際に確認しておいたほうがいいです。
健康保険証は退職日に返却に来てほしいと言われました、しかし、ちょうど予定があったため、郵送でもよいか確認し、郵送にて返却させてもらいました。
5)年金について
退職と同時に厚生年金の対象ではなくなるので、すぐに就職しない場合は退職後14日以内に国民年金への加入手続きが必要です。
保険を任意継続にしても、年金は必ず自分で手続きが必要なので注意です。(私は保険を任意継続にして一安心、と思い込み、年金の手続きを忘れていました…後述)
退職後すぐに手続きするには、退職日がわかる証明書が必要になります。民間の企業を退職した際は、「離職票」をいただいていたと思うのですが、公務員はありません。代わりに「退職辞令」が送られてきました。公務員の場合は辞令書で手続きができるようです。
私は年金の手続き自体を忘れていて、送られてきた辞令もうっかり破棄してしまいました…。保険を任意継続にしたので、資格喪失届もありません。めちゃくちゃ焦って、他に方法はないかいろいろ調べ、市役所の方にも相談させていただきました。
退職日を証明できるものがない場合、14日という期限は過ぎますが、会社が年金機構にその人物が退職したことを登録した後であれば、マイナポータルや市役所で国民年金への加入手続きが可能とのことでした。
しかし、加入していた年金の種別によって、退職したことが反映される期間が3か月後とかになる可能性があるとのこと…
もし、退職日を証明する書類を用意できない場合、根気よく待つしかなさそうです…
自分の場合は、所属していた組合に退職日が記載された職務経歴書の発行が依頼できたので、それを市役所に提出して、なんとか14日以内に国民年金への加入手続きを行うことができました。
退職後の国民年金加入のポイントをまとめると、
①国民年金は保険とは別に自分で手続きが必要
②離職票や辞令は必ずもらう
③もし退職日を証明できる書類がなければ、年金機構に退職日が反映されるまで根気強く待つ
④離職票や辞令に代わる書類が発行可能か調べるのも手
また、市役所の方より、保険料減免のお話も伺いました。
ただ、iDeCoをしている場合、減免の手続きをすると、iDeCoの継続ができなくなりますので、注意が必要です。また、年金の種別が変わるので、その手続きも必要です。
私はSBI証券でiDeCoをしていたので、保険料の減免は行わず、HPから必要書類を請求し、提出しました。