退職編4 「うつ病・休職の注意点(体験談)」

アラフォーHSPが仕事から逃げて無職になった話について、小学校の栄養士を辞めた話をお伝えしています。

今回は退職編その4、うつ病や病休にまつわる注意点です。私の体験談です。

なお、HSPの特性に関する記述は、私がHSPを知るきっかけとなった書籍【「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本 著:武田友紀 飛鳥新社】を参考にさせていただいております。

正直、私は逃げ方がめちゃくちゃ下手でした。周りに迷惑をたくさんかけたし、自分自身も損をしました。もし、どうしても仕事が続けられず、休職や転職を考えている方がいらしたら、出来る限りの準備をしてからをおすすめします。しかし、自分の命が一番です。どうしようもないときは自分の命を守る行動をしてほしいです。

うつ病から病休へ

心身共に限界を迎え、医療機関でうつ病と診断されました。

その後、管理職に診断書を提出し、病休をとることとなりました。

当時の自分にとって、あの地獄のような職場に行かなくていいということは、それだけで心が軽くなりました。なので、医療機関にかかり、診断書をいただいたことは全く後悔していません。当時、自分を守る唯一の手段だったと思っています。

しかし、うつ病の診断が下りる、病休をとる、ということは、ちょっと注意が必要です。私の体験談をお話しします。

①病休中は職場に入れない

 まあ、当たり前なのですが…。引継ぎでやり残したことがあってちょっとだけPC触りたい、とかもだめなので。時間のない中での引継ぎになる場合は、優先順位をつけて、確実に引き継がないといけないものから取り組みましょう。

私は締め切り間近の調査提出物の算定方法を引き継ぎ忘れ、かなり同僚に迷惑をかけてしまいました…

②保険に注意

 これは、だいぶ回復してから経験したことですが、民間の医療保険、死亡保険等の加入条件に「うつ病」がほとんど引っ掛かります。

今後、収入が不安定になるだろうから固定費の見直しをすべく、保険についてFPさんに相談に行きました。(以前、保険の比較サイトを利用した際、信頼できるFPさんに巡り合うことができたので、その方に相談しました。)

状況を説明し、「収入が減るかもしれないから、安い保険に入りなおしたい」ということを伝えると、「理由はどうであれ、「うつ病」という診断が下りた既往があれば、入れる保険は数少なく、掛け金も高くなる」というお返事でした。

 精神疾患は、元気そうに見えても、いつ症状が悪化し、入院になるかわかりません。入院も長期化することが多いです。そのため、保険会社にとってはリスクが高い疾患だと…。なるほど、納得しました。私の場合は、相談の結果、今加入している保険の掛け金を下げるという方法をとることにしました。

 今は、保険より投資、たくわえがあれば保険は不要だという考えの方も多いと思います。どちらが正解かはわかりませんが、「保険入るなら、健康なうちに」が鉄則なのは間違いないようです。

③転職に影響するかも

 これはもっと後、退職して、新しい就職先を探していた時に経験したことですが、就職先でも「うつ病」の既往がチェックされることがあります。

 面接の際に前職の退職理由を聞かれたり、体調面を聞かれたりすることがあると思います。会社側も、雇った人間には長く勤めてほしいというのが本音でしょうから、繰り返しやすい精神疾患について確認するようにしているのかもしれません。

治りきってない状況で焦って就職すると、また同じことを繰り返してしまう可能性があります。自分の場合は、退職時点でほとんど薬を飲まなくていいほどに回復していました。症状もなくなり、薬も切れた後で就職活動をしました。

仕事を辞めると不安になって、「早く社会復帰しなきゃ!」と思うかもしれませんが、急がば回れ、焦りは禁物です。

投稿者

maru

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