退職のきっかけ2「環境」
アラフォーHSPが仕事から逃げて無職になった話について、自校式給食の小学校の栄養士を辞めた話をお伝えします。
その退職が過去一つらく、もう二度とこんなことにならないようにという自分自身への戒めと、転職を考えている方に対し、ちょっとでも参考になればという思いを込めています。
なお、HSPの特性に関する記述は、私がHSPを知るきっかけとなった書籍【「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本 著:武田友紀 飛鳥新社】を参考にさせていただいております。
合わない環境でイライラした話
私は、閉塞的な空間が苦手です。
複数の人間と長時間一緒にいると疲れます。
大きい音が苦手です。
一つのことに取り組んでいるときに別の仕事が入ってくると、プチパニックになります。
私の職場は、教室や職員室とは隔離され、栄養士と調理員しか出入りしないような場所にありました。栄養士も調理員さんも複数名おり、栄養士の執務室はありますが、休憩室は一緒でした。
仕事に慣れるため、なるべく調理現場に入るようにしていました。調理室は大きい機械がいろんな音を発しているし、業務用の換気扇もうるさいです。
集中して発注をしているときに、急に電話で職員室に呼び出されたり、業者さんが納品に来て、対応に追われたりすることは日常茶飯事でした。
多少の差はあれど、栄養士の職場環境ってこんなもんですかね。
当時は「なんでかわかんないけど、毎日イライラして疲れる…」と思って過ごしていました。
そしてうつになり、HSPについて調べていくと、実は私の職場って、HSPには向いてなかったんじゃ?!と思い始めました。
刺激が多すぎる環境は×
HSPは、「感じる力がそうでない人よりも強い」です。
同じ空間に複数の人間がいると、たくさんの刺激を受け取ってしまい、気疲れしてしまいます。
物理的な刺激も同様で、個人差はあるものの、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚といった五感もダメージを受けやすいです。
一つ一つの仕事を慎重に進めたいタイプが多いので、マルチタスクが苦手です。
HSPの人が刺激から自分を守るには、自分のこころを閉ざしたり、五感を鈍らせたりするよりも、物理的に防ぐほうがいいです。
私の場合、定期的に一人になれる場所に逃げ込むとか、調理に入るのは週3回だけにするとか、逃げルールを作ればよかったかなと思います。
マルチタスクについても、「○時まではこの仕事に集中したいから、ほかの対応お願いします!」とか言って、他の人にお願いしてみるのも手でした。(ただし、HSPは人に頼るのが苦手なので、気づいてもできなかったかもしれないです…)
もし、今からお仕事を探されるようでしたら、可能な限り職場見学をして、自分に合いそうかどうか確かめることをおすすめします!